手前右から敏弥さん、薫さん、孫のしいさん、娘の亜弥さん、奥にはピザを待つ農業仲間の皆さん
鹿放ケ丘の持ち寄りピザ
額に汗を流しながら自慢の窯でピザを焼く大澤敏弥さんとその準備をテキパキとこなす薫さんご夫妻。2人の開催した夕涼み会に、鹿放ケ丘で農業を営む開拓2世、3世を中心に多くの仲間がかけつけます。鹿放ケ丘産の小麦粉の生地に薫さんがじっくりトマトを煮詰めたソースとそれぞれが持ち寄った野菜が乗ったごちそうです。
敏弥さんは、28才で自動車整備士から稼業であったシイタケ農家を継ぎ、今ではトマトとアスパラガスを中心にキクラゲやシイタケ、季節ごとにさまざまな野菜を生産しています。「この地域の農家があんまりやっていないことを見つけて挑戦するのが楽しいんです」と言い、地域の人たちの声を敏感にキャッチしながら、喜んでもらえる野菜を作り、地域の人に買ってもらうことに力を入れています。そういったサイクルがあれば「四街道で取り組む農業には可能性がある」と自信をのぞかせる敏弥さん。会長を務める朝市(日曜に市役所駐車場で開催)で交わすお客さんとの会話も日々、仕事のヒントになっていると言います。
先輩たちの知恵や経験、勉強熱心な若い新規就農者からも刺激を受けながら、季節ごとに何を育てようかと考えを巡らせている時間も楽しく、「今とっても農業が面白いんですよ」と屈託のないキラキラした表情を見せてくれた大澤夫妻。2人の周りには笑い声が絶えません。
鹿放の小麦粉 | 250g |
---|---|
塩 | 小さじ1/2 |
砂糖 | 小さじ1 |
ドライイースト……3g | |
ぬるま湯 | 150cc |
オリーブオイル | 大さじ1 |
お好みの具材 | 適量(野菜、肉類) |
チーズ | 適量 |
フルティカトマト | 5kg |
---|---|
塩コショウ | 適量 |
❶ヘタを取り除いたトマトを鍋に入れて少し潰して、アクを取りながら煮る
❷ハンディブレンダーを使ってトマトを潰してさらに煮詰めたあと、塩コショウで味を整えてトマトソースの完成
❸ボールに小麦粉、塩、砂糖、ドライイースト、ぬるま湯、オリーブオイルを入れてよく捏ね、暖かいビニールハウスで40分ほど発酵させる
❹生地をひろげ、❷で作ったトマトソースと好きな具材とチーズを乗せて、石窯で焼き上げる