まちの記憶

まちの記憶は、四街道市内のかつての風景と、
その場所にまつわるエピソードを添えたコラムです。
四街道市に生まれ育ち、その地で70年以上暮らしている画家の福田芳生が、
記憶をたどりながら描いた色鉛筆画とテキストで綴ります。
(絵・文 福田芳生)

#1

元警察の並びにあった
洋品店ヤマヨ

2002年頃の様子

JR四街道駅北口の大通りを、イトーヨーカドー方向に進むと、かつて警察の並びに、洋品店ヤマヨが見えて来たものだ。現在の四街道1丁目6番地付近に当たる。

本店は市原にあり、図は四街道支店ということになる。店の前には赤い大売り出しの幟が幾本も立ち、賑やかだった。近所の奥さんたちが店員として働いていた。大型量販店の出現で売上が落ちたのか、2014年春頃閉店した。その後、学習塾になった。

そして、右側の近江産業の建物も、カワラ屋根の立派な須藤材木屋さんの家も今は無い。

このヤマヨの正面に、大きなサクラの古木があった。花の咲き具合を見て、四街道の開花宣言を行ったものだ。2000年に入って間もなく姿を消した。太い幹が腐って来て、いつ倒れるか危険だと言われていた。